hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

忘れない。            

 こんばんわ。hanakoです。 
 昨日のブログを見て私がhanakoを名乗る理由を理解して頂けたと思います。
 その通り! 
      花屋のhanakoです。
 実はもうひとつ理由があります。(どちらかと言うとこっちの方が正解なのです。) 
   それは ブログを始める時に決めるIDなるものがなかなか登録できなかったから。 
  いつも仕事で使っている名前とかあだ名など全部登録済みでパニクった私は唯一使えたhanakosaanを登録 それだけの理由です。
 これも機械に不馴れな私らしい理由です。(みなさんのお名前を見ていいなぁと後悔しきり)

    勝手気ままに仕事をしている私は当然収入は不安定。まだまだ軌道に乗ったとは言えない状態なので週に3日 独立する前に勤めていた花屋さんにヘルプに入っています。
 そのお店にお花を買いに来てくれるおばあさんがいました。いつも歩いて来るので近くのひとなのかな?と思っていたのですがある日お花を買ったあと足が痛くてもう歩けないので家に電話をして迎えを頼んで欲しいと紙に書いた電話番号を渡されました。
 私が電話をして間もなく店の前に車が停まりました。車から出てきた男性がいきなりすごい剣幕でおばあさんを怒りはじめました。 
 事情を聞くとおばあさんの家は店から5キロ程離れた所。 おばあさんは3時間も歩いて店まで花を買いに来ていたのでした。しかも足の悪いおばあさんが外に出ないようにおばあさんの靴は普段しまってあるので捨ててあったボロボロのサンダルを拾って履いて店まで来ていたのです。そんなサンダルで3時間も歩いて来ていたなんて。足が痛くなるはずです。 
 怒られていたおばあさんが小さな声で言いました。「買えてよかった。帰ろう。」
 おばあさんは車に乗って帰って行きました。
小さな鉢をしっかり持って。 
 おばあさん お買い上げありがとうございました。私はおばあさんの事を忘れません。車の中で花を見ていた笑顔を時折思い出して仕事に精進します。