hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

シロ子の木。

こんばんわ。hanakoです。

 

 今日はブログの更新が早いな?

 鋭い!

 いつもかぶと虫は夜中から活動するのですが

 

 夜中に台風が接近するとの予報が。

 さっきから雨が降りだしました。

 もしかしたら夜中に出動になる可能性があるので、

 今のうちに更新です。

 この間傾いたキンカンと柿の木が気になっています。何事もないといいな。

 

 

 今日は臨時で花屋さんへ。

 同僚の飼っているお爺ちゃん犬が具合が悪いらしい。早朝、病院に連れて行きたいと電話が。

 寝ぼけた私は快諾してしまった。???

 

 今日から台風の影響が出ると思っていたので、かなり仕事を詰めたのでまぁいいか。

 

 花屋さんの店番をしながら、裏庭に。

 あっ! シロ子の木が折れている。

 この間の台風の風で折れてしまったんだ。

  あわてて切り口に薬を。

 

 シロ子の木はプルーンの木です。

 シロ子とは以前にお店に住んでいた猫の名前

 ご想像通り、白い猫でした。

 シロ子は今、このプルーンの木の根元で眠っています。

 

 数年前まで、花屋さんには沢山の猫がいました。正式に飼われていた仔がいれば、いつの間にか住んでしまった仔、そこで産まれた仔。

 シロ子もその中で産まれた仔でした。

 

 自宅の方に住んでいる猫たちは昼間は生産ハウスに遊びに来ます。その頃は、どこのハウスに行っても猫たちが昼寝をしたり、仕事の邪魔をしてかまってもらおうと、後をついてまわっていました。シロ子もその中にいました。

 どんくさいシロ子はよくいじめられていました。雄どうしは縄張り争いでよくケンカをしますが、実は雌どうしもケンカをします。特に強い雌がいて、シロ子は目の敵にされていました。

 ご飯を食べに行くと、強い雌に追い払われてしまって、ご飯が食べられません。

 何日もご飯を食べていない所を私は見ていました。でも、花屋さんでご飯をもらっているから余計な事は出来ません。

 みるみるシロ子は痩せて行きました。

 そのうえ、ハウスからも追い出されるので、昼間は姿を見せませんでした。心配していると、ある日の朝、ヨタヨタと何処からか帰ってきました。待ち構えていたかのように強い雌がシロ子を追いかけ始めました。

 猫には猫の世界があるかもしれない、だけど、あまりに酷い!私は追いかけていってその強い雌をほうきで思いっきり叩きました。

 ビックリした雌は私の顔を見て逃げて行きました。(その雌は花屋さんの一番のお気に入りの猫のだったのですが、それ以来、私は何度か隠れて尻バットならぬ、尻ホウキをしたのでした?)

   雌が逃げて行くと、シロ子が私を見ました。

 それが、私とシロ子の出会いでした。

 

 私はエプロンのポケットに隠していたドライフード(餌さ場のご飯を他の猫とケンカしながら奪ってきた?)をシロ子にあげました。

 飛び付くように食べました。あの時のシロ子の姿を今でも覚えています。ガリガリの顔で、必死にご飯を食べていた。涙が出た。

 それから毎日、私はシロ子にご飯をあげました。

 少しずつシロ子は太りだし、元気になって行きました。

 

 私の姿を見つけるとシロ子はそばを離れませんでした。だけど、一緒にいるには大きな問題がありました。それは、お店があの強い雌の居場所になっていたこと。お店にいる私と一緒にいるためには強い雌とのケンカに勝ってお店を自分の居場所にしなくてはならなかったのです。それは、私が助ける訳には行きません。

シロ子が自分の力でケンカに勝たなくては。

 シロ子は何度も雌に挑み、とうとうお店を自分の居場所にしました。

 名前の無かった白い猫はシロ子と名前をもらい、お店に住むことになりました。

 私と同僚も、シロ子の面倒を見ることに決めました。もう、花屋さんの自宅には戻らないだろうと思ったから。

 初めてご飯をあげた時、そうなるだろうと、私は覚悟を決めていました。

 

 それからシロ子は7年もの間、お店で暮らしました。その間、お母さんになり、お店の招き猫になり、平和に暮らしました。

 私達が仕事をしている間、いつもシロ子はそばにいました。

 何をやるにもどんくさい。でも、彼女はひたむきでした。子供を育てる時も一生懸命だった。

 私達はいつも一緒でした。3人の友情。

 何故か、そんな風に感じました。

 

 でも、平和な日々は、ずっとは続きませんでした。

 

 野良猫の仔はかなりの確率で親猫から病気をもらって産まれるそうです。

 シロ子もやはりそうでした。少しずつ、調子が悪くなり、眠っている事が多くなりました。

 夜はひとりでお店にいさせるのが心配で自宅に連れて帰ろうか、それとも彼女が一番好きなお店に置くのが一番か。そんな事を悩んでいた矢先、彼女は逝ってしまいました。

 

 私が休憩に出た間の事でした。

 同僚は休みで、交代に居てもらったパートさんが、お店に戻った私に「猫が変な声を出してたよ。」と言いました。

 ビックリしてシロ子を探すと、私の長靴のそばで冷たくなっていました。なんで、私がいない間に。もう少し待ってくれればなんとかなったかもしれないのに。

 

 シロ子にあげるつもりで家から持ってきた毛布にシロ子を包んで、裏庭の木の下に埋めました。どんくさくて、変な猫だった。なんにも残さないで逝ってしまった。お店の中が彼女の全てだった。私と彼女の友情が終わってしまった

  グチャグチャの私の気持ち。

 涙が、とまらなかった。

 

 

 それから半年後。

 裏庭のプルーンの木が沢山の実をつけました

 それまで1度も実をつけた事がなくて、今年実をつけなかったら、木を切ると社長が言っていた木に、枝がしなるほどの実がなりました。

 シロ子が実らせたんだ。

 私はそのプルーンの木をシロ子の木と呼ぶことにしました。

 それから、夏になると実がなります。

 シロ子が私を見てる。木の下でプルーンの実を頬張りながらシロ子に話しかけます。


f:id:hanakosaan:20160829212546j:image

 

 今年もたくさん実をつけたね

 私を忘れないでくれてありがとう。

 

 

 

 私は頑張ってるよ。