hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

春遠からず。

こんばんわ。hanakoです。

 

 グズグズの私。

 いたたまれなくなって

 おばあちゃんの畑へ。

 

 草取りをしていると電話が。

 おばあちゃんからだ。

 

 「畑にいるんでしょ?」

 あれ? よくわかったな。

 

  ん? 電話じゃないところから、おばあちゃんの声がする。

 キョロキョロすると

 20メートル位先の自宅の近くで電話してる。

 

  😅😅😅  

     そこから怒鳴れば聞こえるのに。

 

 「梅の木、庭に植えてほしいんだわ。」

 おばあちゃんの自宅へ。

 

 おばあちゃんの家は最近立て替えた。

 前の家も大きかったけれど二世帯住宅にした今の家も大きい。

 庭が広くて、おはあちゃんが庭木を少しずつ植えている。

 

 あっ おじいちゃんだ。

 おばあちゃんの家は、私が住む街では知らない人がいないほど大きく商売をしている。

 このおじいちゃんが1代で大きくした。

 大実業家だ。

 

 今は息子さんに事業を譲って御隠居の身。

 そんなやり手なのに、やんちゃなひょうひょうとしたおじいちゃんだ。

 

 私の姿を見てパッと手をあげた。

 

 「仕事 上手く行ってるかい?」

 

 答えに困っていると

 自分の若い頃の話をしてくれた。

 「お金がなくてさぁ、今の本店の裏を1坪ずつ買っていったんだよ。」

 えっ? あの広い敷地を?

 1千坪位あるんじゃないのかな?

 

 「ばあさん巻き込んで、毎晩二人で夜中の1時くらいまで仕事したよ。」

 二人ともそんな苦労をまったく感じさせない

 

 「時代が良かったのもあったよ。高度成長期だったからね。でも、先なんかわからなくて不安もあったよ。

子供もいたしね。」

 

 そっかぁ。

 こんなすごい人でも、そんな時があったんだな。

 

 「頑張ってみな。いいこともあるよ。」

 

 そう言っておじいちゃんは出掛けて行きました。

 

 梅の木を植えていると

 そばでおばあちゃんが

 「寒い寒いって言ってるとある日ふっと気がつくと寒さが緩んでる。それからどんどん暖かくなってくる。そこまではじっと我慢だよ。」

 

 もう少し 今はじっと我慢かもしれない。

 

 でも

 春遠からず。

 

 私の春はきっと近い。

 

 おじいちゃん、おばあちゃん

 ありがとう。