hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

ランチ。

こんばんは。hanakoです。

 

 台風が過ぎ去った。

 でも なぜか曇り空。

 明日は雨の予報が。

 なかなかお天気にならないなぁ。

 

 

 今日は看護師の友人とランチへ。

 仕事の合間なので

 近くのファミレスで待ち合わせ。

 最近2人とも時間が合わず

 久しぶりに会った。

 

 ランチメニューもずいぶん変わったね。

 美味しそうだね。

 お手頃価格でうれしいな。 

 どれにしようか。

 

 ふと

 おとといの出来事を思い出した。

 

 

 おととい

 いつものスーパーでカズさんと会ったあと

 ヒロコちゃんと会った。

 

 ヒロコちゃんは中学の同級生。

 

  hanakoちゃん。

 

 振り向くと 

 ヒロコちゃんがいた。

 

 確かこの前会ったのは1年くらい前。

 随分痩せたなぁ。

 

 話を聞くと

 今年の5月に離婚したらしい。

 

  介護の仕事を2つ掛け持ちしてるの。

  お金 大変でね。

 

 2つも?

 確かに介護の仕事って

 大変な割にはお給料が安いとは聞いたことがある。

 

 私は友人にヒロコちゃんの事を話した。

 

  お給料は施設でかなり差があるらしいよ。

  でもヒロコちゃんの場合ハンデが理由でも

  あるかもね。

 

 ヒロコちゃんは生まれつきの脳性麻痺で体にハンデがある。

 おしゃべりも少し苦手だ。

 

 中学校は地元の中学校に通っていたけれど

 確かに出来ない事も多かった。

 

 身体障害者を雇っている

 それを理由にして

 お給料に差をつけているのだろうか。

 

 

 何か行政の援助みたいなものはないの?

 ヒロコちゃんに尋ねた。

 

  私、4級の身障者なんだけど

  働けるから手当ては出ないって  

  市役所で言われたの。

  慰謝料ももらえなかったし

  長男が私の所へ来たから大変なんだ。

 

 働けるから援助はない。

 体にハンデがある事は事実なのに。

 生活して行く上で明らかに不利な事があるはずなのに。

 

 何か出来ないかなぁ。

 私が呟くと

 友人が厳しく言った。

 

  それは個人の力じゃ出来ないよ。

  一時援助をすればいい訳じゃないから。

  ヒロコちゃんだって友人にそんな事を

  望んでないでしょう?

 

 確かに私がヒロコちゃんの立場だったら

 友人に援助してもうのは辛い。

 それに個人では限界がある。

               

 

 スーパーでの別れ際

 ヒロコちゃんが言った。

 

  今度 ゆっくり会いたいね。

 

 そうだね

 ランチでもみんなでしたいね。

 私が言うと

 

  私、万年金欠だからなぁ。

 

 引け目を感じているように

 ヒロコちゃんが笑った。

 

 その時の顔が忘れられなかった。

 

 遠回しに行けないと言ったランチ。

 それぞれお金に対する感覚は違う。

 ランチの金額を高いと考えるか安いと考える

 かはひとそれぞれだ。

 でも

 ファミレスのランチ。

 それすらためらってしまう収入。

 多いはずはない。

 

 あの痩せ方は極端に食べていない痩せ方だ。

 買い物かごにも食材があまり入っていなかった。

 食べる事すらままならない。

 あんなに働いているのに。

 

 

 日曜日に行われた

 衆議院選挙。

 

 当選して万歳をしている立候補者。

 傍らにある10万円はする胡蝶蘭

 

 清き1票を私に。

 

 望み通り

 あなたの所へ

 私達の清き1票がたくさん集まりました。

 あなたの願いが叶った。

 

 今度はあなたが

 私達の望みを叶えて下さい。

 

 ヒロコちゃんのような弱い立場のひとに

 援助の手を差し伸べて下さい。

 

 1度しかない人生を

 しあわせに歩めるように。

 

 真剣に

 向き合って下さい。

 

 

 楽しかったランチ。

 

 

 でも最後に飲んだコーヒーは

 とても苦かった。