hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

はだかの王様。

こんばんは。hanakoです。

 

 今日は朝から大きなトラブルが。

 

 花屋さんへ行くと

 激怒しているお客様に同僚が謝っていた。

 

 事情を聴くと

 昨日の朝、お客様が電話で玉ねぎの苗を

 予約注文したらしい。

 電話の予約を受けるのは社長か奥さん。

 

 その注文を同僚に伝えたのが夕方。

 

 その時点でもう玉ねぎの苗は在庫が

 無くなってしまっていた。

 季節ものなので、もう補充は見込めない。

 注文の数の半分も確保出来ない。

 

 同僚が事情を奥さんに話すと

  これしかないって言って持っていってもらえば?

 なんとも無責任な答えだ。

 

 在庫の確認もせず受けてしまい

 先方の名前も連絡先も聞いてない。

 しかも朝受けた注文を夕方に伝えるとは。

 朝伝えてくれれば何とかなったのに。

 

 案の定 取りに来たお客様は激怒した。

 

 遠方から朝早く来たのに数がない。

 在庫があると言ったので他に頼んでおいた

 ところをキャンセルしてしまった。

 

 社長と注文を受けたひとを出せと言っても

 あいにく社長も奥さんもいない。

 私たちでは謝るしか何も出来ない。

 

 これでは激怒されても仕方ない。

 

 少ない在庫を持っていってもらい

 なんとかその場をおさめた。

 

 午後

 戻ってきた社長に同僚が事の次第を話した。

 

 すると返ってきた言葉が

 

  ちゃんと謝ったんですよね?

 

 だったらしい。

 

 謝るのは自分でしょ?

 同僚にだって謝るべきだ。

 最初に電話に出たのは社長。

 

 お客様と同僚の話からわかるけれど

 社長は初めからこの話を知っていたはずだ。

 

 

 今までも、こんな事が何度かあった。

 その度に社員が対応してきた。

 社長は自分が謝った事がない。

 

 

 地元の大きな野菜農家だった実家を

 花農家にした社長。

 1年よそで修行した位の実力でバブルに乗りあっという間に相当な財を築いた。 

 

 しかしバブルがはじけ

 今までと同じようには売れなくなると

 実力の無さが露呈した。

 

 跡取りの長男は違う仕事に就き

 花屋さんは社長の代で終りになるだろう。

 

 そのせいか

 最近仕事に身が入っていない。

 社員はみんなその事に気づいている。

 

 それなのに

 社員に対しては威張る。

 無理な指示を飛ばす。

 

 お金の苦労も知らず

 嫌な事は逃げてきた。

 苦労知らずのお坊っちゃま。

 

 

 ひとそれぞれ。

 事業に対する考え方は違う。

 

 お金儲け。

 ライフワーク。

 

 どちらであっても間違いではないし

 否定も肯定もできない。

 

 

 ただ社長

 人生の先輩として意地を見せてよ。

 

 

 はだかの王様

 

 

 今のあなたは

 私にはそう見えてしまう。