hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

メリーゴーランド。

こんばんわ。hanakoです。

 

 昨日

 ピーちゃんの車に揺られて

 栃木県の小山市に行ってきました。

 

 もともとピーちゃんは

 看護師をしている友人の友人。

 私は面識がなかった。

 でもたまたま友人の家で会い

 それから必ず2人が出掛けるときは

 

  hanakoちゃんも来てねー!

 

 と ピーちゃんからLINEが来る😅😅😅

 

    まぁ 嫌いではないけれど

 4人の子持ちのシングルマザーとは

 テンションが違いすぎる😅😅😅

 

    小山市に何しに行くの?

 

  お砂糖が安いの。

  1人2袋までなのよ。

 

 は?😅😅😅

    3人×2袋=6袋 そのためかい😰😰😰

 しかも栃木まで😅😅😅

 

   実はその前に違う場所で玉ねぎとミカンを買わされた😅

 

   介護の仕事をしながら

 4人の子供を育てている。

 食べ盛りの子供たち 大変なんだろうな。

 

 まぁ いっか。

 ある意味1日1善 人助けだ😅😅😅

 

    お砂糖を買ってショッピングモールをブラブラ。

 

 うゎ なんだこれ

 

 
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 メリーゴーランドだ。

 しかもかなり古い。

 今は動いていないみたい。

 

 ピーちゃんが教えてくれた。

 

  ここ小山遊園地の跡なんだよ。

  これ 遊園地で使ってたんだね。

 

 えっ?

 

 関東にお住まいの方は

 たぶん知っているのでは。

 

 1960年4月に開園して

 2005年3月に閉園した遊園地。

 関東では有名な遊園地だった。

 

 

 嫌な思い出が甦った。

 

 今の父親と母親と3人で初めて出掛けたのが

 小山遊園地だった。

 

 確かあまり暖かくない時季。

 帰り道日が暮れて行く車の外の景色が

 心細かった。

 夕日があたる大きな木を見ていた私の横顔を

 母親はつまらない顔をしていたと家に帰ってから責め立てた。

 誤解も誤解。

 たとえそうだったとしても当たり前でしょ。

 よくわからん男の人と出掛けているのだから。

 

 露骨に嫌な顔をしていたと怒られた。

 違うよ 夕日が寂しく見えただけだよ。

 そう 言い返そうと思ったけれど

 私は何も言わなかった。

 こうなったら聞く耳など持たないのが母親だから。

 反論すればなおさら辛辣になってゆく。

 

  嫌われたらどうするのよ。

  あなたはそういう所がダメなのよ。

  ひとの気も知らないで。

 

 今思えば

 色恋に目が眩んだ母親は醜くかった。

 母親である事を忘れてしまっている。

 なんとか男を逃すまいと私を無理やりなつかせようとしていた。

 しかも力任せに叱って言うことを聞かせようなんて

 

 今なら言うだろう

 あんた バカじゃないの?

 同じ女として恥ずかしいね。

 

 

 そう思うと

 ピーちゃんはすごいな。

 まっすぐ自分の責任を果たそうとしている。

 

  子供が成人するまでは私の責任だから。

  子供に余計な負担はかけたくないの。

  

 そう言って再婚は断ってきた。

 

 

 まさか 小山遊園地の跡に来るとはなぁ。

 

 このメリーゴーランドは

 あの時の私を知っているんだな。

 精一杯作り笑いをして

 自分をすり減らしていた私を。

 

 ついでだ

 嫌な思い出置いて行こう。

 

 もう

 母親はいない。

 私も大人だ。

 

 小山遊園地も今はこうして

 楽しく買い物に来る場所になった。

 

 さようならバカなお母さん。

 さようなら嫌な思い出。

 

 人生のメリーゴーランド。

 ハウルの動く城のメインテーマが頭の中に流れた。

 いろいろあったけれど

 今の私は自分らしく生きている。

 

 しあわせだよ。

 

 

  

  ねぇ どれがいい?

 

 子供達にぬいぐるみを買って行くと

 ピーちゃんが尋ねている。

 

 店の外に積まれた

 ワゴンセールのぬいぐるみ。

 それでもピーちゃんの愛情が痛いほど

 感じられた。

 

  hanakoちゃーん選んでよ。

 

 ピーちゃんの甲高い声が呼んでいる。

  

 

 あの時の私だったらどれを選ぶだろうか。 

 

 

 そんな事を思いながら

 私は2人の所へ駆け寄った。