けやきの木。
こんばんわ。hanakoです。
大きなけやきの木。
ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが
結婚した時に植えた木。
200年は経っている大きな木。
暑い夏には日陰を作り
人々は木の下に集まった。
秋には
落葉は腐葉土になり畑を肥やした。
春には
人々は収穫の喜びを味わった。
けやきの木は人々の生活の中にあった。
時代は変わって
落葉は新興住宅地の住民から迷惑がられ
大きな姿は
日陰を作り日当たりが悪いと苦情になった。
木は切られ
無惨な姿になった。
あなた方がここへ住むより
ずっとずっと前から
ここで時の流れを見てきたけやきの木。
見上げると元気が出た。
3.11
あの日も大きな地震に耐えて
倒れたベンチを直し
店を閉めずに頑張った私たちを見ていてくれた。
あなた方がここへ住むより
ずっとずっと前から
この土地を見守ってくれていたけやきの木。
なぜ
やっかいものにしてしまったの?
泣いているよ。
けやきの木が泣いている。
痛い 痛いと
泣いている。