hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

ビックリだ。

こんばんわ。hanakoです。

 

 花屋さんのお客様の中に

 時折新潟県出身の方がいらっしゃいます。

 

 なぜわかるのか?

 それは 言葉。

 

 新潟県の方言。

 微妙なイントネーションでわかるのです。

 

 私の母親は新潟県生まれ。

 私も短い期間でしたが新潟県に住んだ事が

 あります。

 

 お祖父ちゃんやお祖母ちゃんの言葉を

 なつかしく思い出します。

 

 そんな訳で時折

 お客さん新潟県の生まれですか?と尋ねると

 

  よくわかったねぇ。

 

 と うれしそうな顔をされます。

 母親が新潟県出身であることを話すと

 しばらく新潟県の話で盛り上がります。

 

 

 今日も新潟県のイントネーションが聞こえて

 来ました。

 

 いつも話しかける訳ではないのですが 

 今日はお客様が少なかった時間だったので

 

 お客さん新潟の方ですか?

 と いつものようにお客様に尋ねました。

 

  あれ よくわかったねぇ。

 

 ビックリした顔のご婦人。

 理由を話すと場所を尋ねられたので

 母親の生まれた場所を言うと

 

  あれ 私もだよ。

  どこの家?

 

 えっ ほんと?😅😅😅

 

 母親の生まれた場所は小さな集落です。

 20件位の小さな村。

 住人がすべての家を知っているような村。

 私が屋号を言うと

 

  あぁ 知ってる知ってる。

  私 同級生がいたんだよ。

  えー と。

 

 なんとご婦人が言ったのは私の母親の名前。

 

 鳥肌が立ちました。

 

 私が母親の娘だと言うと

 ご婦人は目をまんまるにして

 

  腰抜けそうだわ!

  あんたが娘かね。

  こんな所で会うなんて。

 

  確かにあんた

  お母さんの若い頃に似てるね。

 

 と 私をマジマジと見たのでした。

 

 

 それからこの街へ住むまでの経緯を話すと

 その方は母親が亡くなった事を知りません

 でした。

 

  同窓会に来なくなってたから

  どうしたのかと思ってたんだわ。

  誰もどうしているのか知らなかったんだよ。

  亡くなってたなんて。

 

 その方は生まれた村の近くの旦那さんと

 結婚して神奈川県に住んでいました。

 

 最近旦那さんの仕事の関係で隣の街へ引っ越して来たのだそうです。

 同窓会の住所録の母親の住所は

 ずっと昔の住所のままでした。

 

  まさか こんな近くに住んでたなんてねぇ。

  生きてるうちに会いたかったわ。

 

 その方は涙を浮かべてそう言いました。

 

 

 それから私が知らない子供の頃の母親の

 話を聞きました。

 

 山の上の小さな村で育った母親。

 村の中では恵まれた家で育った。

 

  私なんてうらやましかったよ。

  お母さん 御嬢様だったもの。

 

 

 なぜ 東京なんかに出てきちゃったのかなぁ。

 村には母親に結婚を申し込んだ男性がいた

 そうだ。

 村で暮らしていた方が幸せな人生を送る事が

 出来ただろう。

 

 1つの選択で

 人生はこんなに変わってしまったのか。

 

 同郷の旦那さんと幸せに暮らしているこのひとを見ると

 

 あまりに行き当たりばったりの母親の行動が

 私の目から見ても苦笑いものだった。

 

 お母さん しくじったな😅😅😅

 

 

     それにしても

 なんともビックリするような出来事でした。

 

  今度はお父さん連れてきて

  あんたの事見せるわ。

 

 嬉しそうに帰られたご婦人。

 

 

 なんだか変な知り合いが出来たぞ。

 

 勘弁してくれー。😰😰😰