hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

お疲れさま。

こんばんわ。hanakoです。

 

 たなかさんが姿を見せなくなりました。

 

 とうとうその日が来たんだな。

 

 もっとしてあげられた事があったなぁ。

 あれも これも

 あの時あれをしてあげたら。

 

 ううん。

 それはたぶん違う。

 

 何をしたとしても

 この日はやって来たのだと思う。

 それを誤魔化したいだけ。

 

 彼が使っていた毛布に

 彼の姿がない。

 夕方になると

 茶色いかたまりが丸くなっていた。

 その姿はもう見られないんだな。

 

 どこで生まれたのか

 どれくらい生きていたのか。

 まるでわからない。

 

 ただふらっと来て

 ご飯を食べて 一眠りして

 明け方には何処かへ帰って行く。

 

 雨が降ると雨宿りに来て

 寒い冬には毛布を独り占めしていた。

 

 テーブルの上のパンを

 何度も食べ散らかされた。

 

 でも なぜか怒れなかった。

 

 鼻の頭にクリームをつけて

 イビキをかいて寝ている姿が可笑しかった。

 

 

 最初は怒っていたマサくんも

 いつの間にか怒らなくなった。

 

 偶然に同じ時を生きて

 私達は知り合う事になり

 少しだけ家族のような時間を過ごした。

 

 

 先に行っちゃうなんてさ

 もう少しゆっくりして行けばよかったのに。

 

 

 私達はもう少し頑張らないとならないからさ。

 

 ここにいるから。

 君がいた時と変わらない毎日を過ごすよ。

 

 空から見ててね。

 

 

 お疲れさま。

 頑張ったね。