hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

インスタントラーメン。

こんばんわ。hanakoです。

 

 台風一過。

 ものすごーく強い勢力のはずの台風は

 あっけなく過ぎてしまった。

 

 場所によってはかなりの被害もあった。

 だから あまり良かった訳ではないけれど。

 

 とりあえず

 私の住む地域は肩透かしに終わった。

 

 停電に備えた乾電池と

 パンとカップラーメン。

 

 パンはおやつにするとして

 このカップラーメンはどうしよう。

 

 実はもうしばらく食べていない。

 3年前に食べたのが久しぶりで最後だ。

 

 貧乏舌で食べ物にこだわりはないけれど

 なぜかインスタントのラーメンは食べない。

 

 幼い頃食べ過ぎたかな?

 

 私の母親は

 よく袋のインスタントラーメンを食卓に上らせた。

 大きなお鍋で作って

 テーブルの真ん中に置く。

 それを家族が小鉢に取って

 ご飯と一緒に食べる。

 

 ラーメンライスと言うやつです。

 それにおつけもので終わり。

 

 まぁ お金も無かったのですが。

 

 時にはそこにお餅が入っている。

 これがよけいな働きをする。

 麺をくっつけてしまう。

 スープをドロドロにする😅😅😅

 

 お年頃になると

 太る材料ばかりで嫌だった。

 炭水化物に炭水化物。

 

 すこーし苦情を言ったら

 キャベツが入るようになった😅😅😅

 

    小学6年生の頃

 ある日学校から帰ったら

 どかんと1箱インスタントラーメンがあった。

 

  お母さんこれから出掛けるから

  これ食べてて。

 

 当時別居していた今の父親に逢いに

 新潟から関東へ母親は行ってしまった。

 

 私はそれから1週間

 そのラーメンを食べて暮らした。

 一人で洗濯も掃除もこなし

 学校にも行っていた。

 

 私がひとりで暮らしている事は

 誰も気がつかなかった。

 

 

 5歳でお鍋でインスタントラーメンを

 平気で作っていた私には

 12歳で

 ひとりで暮らす事など何でもない事だった。

 

 ご飯を炊いておかずくらい作れたけれど

 お昼は給食になるのでラーメンが減らない。

 なので毎日の夕食はラーメンだった。

 

 最初は3日間だった話が

 私がひとりで大丈夫だとわかった母親は

 1日 1日と日を伸ばして行った。

 

 このまま母親が帰って来なくてもいい。

 

 そう思っていたプチひとり暮らしは

 近くに住んでいた祖父の突然の訪問で

 終わりを迎えた。

 

 

 お昼にインスタントラーメンを食べて

 電車に乗る。

 

 上野まで行き

 動物園で遊んで帰る。

 

 乗り換えが1回。

 5歳のガキは平気でそれをやってのけた。

 

  迷子?

  お母さんは?

 

 何度も大人に声をかけられた。

 

 ひとりだよ。

 ひとりで遊んでるの

 気にしないで。

 

 捕まえようとする大人からすり抜けて

 わたしはひとりで上野を楽しんだ。

 

 私が上野にひとりで行っている事を

 家族は誰も気がつかなかった。

 

 5歳にしては

 ずいぶんな度胸と行動力だ。

 

 

 あれ?

 

 あの行動力は

 どこへ行っちゃったのかな?

 

 インスタントラーメン食べなくなっちゃった

 から無くなっちゃったのかな?

 

 

 おかしいぞ。

 

 どこへ行っちゃったんだろう?