hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

hanako 勇気を出してマスクを買いに行く。

こんばんわ。hanakoです。

 

 昨日からソワソワドキドキ。

 

 なぜならば

 今日はマスクを買いに行くから。

 

 ご存知のように

 新型コロナウィルスの為に

 マスクはどこでも品薄。

 

 たくさんの人がマスクを苦労して入手した事を

 ブログに書いている。

 

 ご多分に漏れず

 私の住む街もマスクが不足している。

 

 入荷するかしないかわからないのに

 開店3時間前から並び

 入荷していたのはいいけれど

 目の前の人でマスクが無くなり怒り狂った

 おじいちゃんの話など

 マスクにからむ

 いやな話ばかりを聞く。

 

  無いなら作ればいい。

 

 我が師と仰ぐ

 本田宗一郎さんのお言葉通り

 私は自分のマスクを手作りした。

 

 マスク騒動に振り回されるのが嫌だから。

 

 だからそんなに必要は感じていないのだけれど

 看護師の友人が

 勤めている病院がそろそろ品薄になって来ていて

 1日1枚の支給しかない事をこぼしていた。

 

 東京に仕事に行っている友人も

 在庫のマスクが無くなると心配している。

 

 お勤めしている人はなかなか並べないよね。

 

 実は今日

 マスクが入荷する事を私はある人から

 教えてもらっていた。

 店員さんも朝にならないとわからない事を

 外部に言う訳には行かないのだがと言いながら

 今日入荷する事を匂わせてくれた。

 

 教えてあげたい人もいるけれど

 他の人に今日の事を教えたら

 その人に迷惑がかかる。

 入荷日はお客様には言えない。

 店頭がパニックになってしまうから。

 

 1人1箱。

 

 それでも私が1箱だけでも買えれば

 半分づつ分けてあげる事ができる。

 

 ところが

 今日が近づくにつれて

 私は段々不安になって来た。

 

 ??? マスク買うだけなのに?

 

 私が言い出すのだ

 私の分なんてあるの?

 嫌な思いをするよ?

 

 それは子供の頃の嫌な思い出につながる。

 

 1番最初に通ったピアノ教室。

 なぜか意地悪な子が多かった。

 

 レッスンの日。

 学校帰りに教室の前を通った。

 数人の子が順番を待ちながら

 トランプをしていた。

 

 私に気がついた子が

 

  早くおいでよトランプしてるから。

 

 そう言ったので私は急いで家に帰り

 ピアノ教室へ向かった。

 

 お待たせー。と輪に入ろうとしたら

 

  お待たせだって 何言ってるの?

  待ってる訳ないじゃない。

 

 さっき私を誘った子が言った。

 まわりの子が私を笑った。

 

 顔から火が出るような恥ずかしさだった。

 

 

 長女ゆえ

 歳の離れた弟に色々な物を譲った。

 

  お姉さんなんだからあげなさい。

  お姉さんなんだから我慢しなさい。

 

 私の分は

 私の手の中には入らなかった。

 

 もともとの性格もあり

 私は自分に自信がなく

 言い返すなんて出来なかった。

 

 並んで何かを貰うなんて絶対に出来ないのだ。

 自分が卑しく分を超えた事をしていると思えてしまうから。

 

 だから開店を待ってマスクを買う事も

 なんだか落ち着かない。

 悪い事をしているように思っているのだ。

 

 もし その場にたくさんの人がいたら

 私は手を引っ込めてしまうだろう。

 

 それよりも

 たぶんその場に行かない。

 マスクはあるし

 別に友人に頼まれたわけじゃないし。

 

 そんな理由をつけて

 私が逃げ始めた。

 

 私が私に問いかける。

 逃げちゃだめだよ。

 

 勇気を出して行かなくちゃ。

 あなたの分はちゃんとあるのだから。

 

 自信を持って行きなさい。

 子供の頃の私ではないのだから。

 

 

 開店の時間を待って

 私はひとりでお店に行った。

 

 店員さんがマスクを並べていた。

 

 1つ下さい。

 

 そう私が言うと

 店員さんが私にマスクを渡してくれた。

 

 それに気がついた周りの人が

 どっと押しかけてきた。

 

 数秒でマスクは無くなった。

 

 私はしっかりとマスクを持ってお店を出た。

 

 

 家に帰ってマスクを3等分した。

 

 友人2人と

 

 私の分だよ。✌️✌️✌️