hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

アンパンマンと一緒に。

こんばんわ。hanakoです。

 

 本日 

 梅雨明け最高気温。

 

 あっついなー!!!

 

 その中

 私はお盆前の庭仕事に精を出す。

 

 アクエリアス

 綾鷹

 午後の紅茶

 

 飲み物オンパレード!

 頑張ったぞー!

 

 麦茶はこめかみが痛くなるから嫌い。

 

 初盆の仏花と

 お墓の供え花の打ち合わせをして

 お昼に家に戻る。

 

 あっ まずい!

 忘れていた。

 昨日作った封筒を持って郵便局へ。

 

 甥っ子へのバースデーカード。

 図書カードを入れて送った。

 

 昨年からYouTubeにはまり

 HIKAKINを神と仰ぐ彼。

 その前の年までアンパンマンだったのに。

 

 もう図書カードはいらないかなぁ。

 本なんか欲しがらないだろう。

 

 今年は子ども券なる物を贈りたかった。

 おもちゃや洋服や食事にも使える。

 だけど残念ながら私の住む街では手に入らず

 隣街に行くのはコロナの事もあり気が引けた

 仕方がない今年も何とか使ってもらおう。

 

 

 5枚目のバースデーカード。

 早いなぁ

 もう5歳になったんだ。

 

 5年前

甥っ子が産まれた2週間後に母親が亡くなった

 

 産院から退院した足で

 母親が入院していた病院に義妹が甥っ子を

 見せに来てくれた。

 

 特別に短時間だけ病室に入れてもらえ

 母親は孫を見る事が出来た。

 

 その時は母親が亡くなるなど

 誰も思っていなかったので

 母親が退院してからでもと言ったのに

 なぜか弟夫婦だけは何としてでもと

 産まれたばかりの我が子を見せに来た。

 

 それから10日あまりで母親は亡くなった。

 今思えば

 あの時連れてきてくれて本当によかった。

 

 それから2年後

 私は初めて動く甥っ子と会った。

 

 甥っ子の父親にあたる私の弟は

 私の母親が再婚した今の父親との子だ。

 

 私とは父親違いの姉弟になる。

 

 何度かブログにも書いたけれど

 お手本になるような機能不全家族だった

 私の実家。

 当然弟も可哀想な思いをして育った。

 

 母親が亡くなって

 私は今の父親と全く会わなくなった。

 自分でもその反応にビックリしたのだが

 

 あの人は私の父親ではなく

 母親の夫だった。

 

 母親が亡くなった事で

 父親との関係が自分の中で終わってしまったのを感じた。

 

 残された二人は

 父親と娘の関係にはなれなかったのだ。

 

 弟に関しても

 正直 姉弟としての感覚がわからない。

 

 そんな複雑な思いが重なって

 私は甥っ子と2年間会う事が出来なかった。

 

 しかし

 可愛想なのは義妹だ。

 自分が受け入れてもらえないと誤解するのはさすがにマズい。

 

 私はもう外で食事が出来る年齢だろうと

 思い切って義妹と甥っ子を食事に誘った。

 

 駅ビルで待ち合わせて

 手を振りながらこちらへ歩いて来る2人を

 見た。

 

 弟に似ているようで

 どこか違うような男の子。

 

 不思議な感覚だった。

 

 でもそれよりも

 その時私はハッキリ自覚した事があった。

 

 私はひとを愛せない人間だという事を。

 

 

 幼い頃

 親戚の中で私はいつも小さくなっていた。

 

 再婚相手の子。

 親戚の中でも貧しい夫婦の子。

 

 親戚が集まると

 黙って隅に座っていた。

 

 テーブルの真ん中でみんなの中心になっている従兄弟。

 私はそんなひと達にいじめられた。

 

 祖父達の所へ遊びに行くたびに

 もてなした事を恩義にして

 金の無心に電話をかけてくる叔母。

 祖父が残してくれた

 私の音大への進学費用も使われてしまった

 

 自分の子供達だけを守るために

 反対していた再婚で産まれた弟を無視し

 続けた母親の妹。

 

 財産分与で揉めて

 喧嘩になっている親戚。

 

 そんなものばかりを見て育った私は

 ひとの繋がりや絆がまったくわからない。

 

 おまけに両親からの愛情も

 歪んでしまった私には感じられない。

 

 そんな人間なのだ。

 

 甥っ子を見た時

 それを嫌と言うほど思い知らされた。

 

 でも私はそんな自分を受け入れた。

 私しか私を受け入れる事は出来ないのだから

 

 私はこのまま生きてゆくことにした。

 

 欠けたクッキーのような自分のままで。

 

 

 ただ

 亡くなった母親の代わりに

 甥っ子の誕生日とクリスマスには

 ささやかなプレゼントを贈っている。

 

 自分の記念の日に

 送られてくるプレゼントは嬉しい。

 

 いや

 それが当たり前だと甥っ子が思ってくれたらいい。

 

 誕生日にはプレゼントが送られて来る。

 何も望まなくても。

 

 無条件の愛を

 知ってほしいから。

 

 私には絶対に無かった事だから。

 

 

 ごめんな

 今年もまた図書カードだよ

 

  元気で毎日楽しく過ごしてください。

 

 バースデーカードに書いた。

 

 封筒に詰めながら本音を吐く。

 

 

  ごめんな

  愛してやれなくて。

  周りにいる溺愛伯母ちゃんには

  私はなれないんだよ。

 

 たださ

 先に人間やってるヤツとしてさ

 

  しあわせになれよ。

  せっかく産まれてきたんだからさ。

  生きてて良かったって

  思える人生を歩むんだぞ。

 

 それだけは願っているよ。

 

 今年送るバースデーカードの

 アンパンマンと一緒にさ。

 

 

 誕生日 おめでとう。

 君に 幸あれ。