hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

大冒険。

こんばんわ。hanakoです。

 

 8月1日。

 今日はサラがインドへ帰る日でした。

 

 サラは小学4年生。

 花屋さんの近くにある小学校の2年生が

 毎年行っている社会科見学で

 花屋さんに来たのがサラとの出会いでした。

 

 その時のサラは日本語がまったく解らなくて

 付き添いの先生がサラのノートに私が話した

 事を書いてくれていた。

 目をキョロキョロさせて不安そうだった。

 

 それから学校の帰りに

 サラは私に手を振ってくれるようになりました。

 時折花屋さんに遊びに来るようにもなりました。

 

 サラは花屋さんの近くのアパートに

 両親と小さな弟たちと暮らしています。

 

 どんな理由で日本に来たのか

 それはわからないけれど

 とてもつつましい生活だった。

 

 ある時

 花屋さんの近くのコンビニで

 サラの家族と会いました。

 

 サラと弟たちがお菓子を持っていた。

 お母さんがサラに何か言うと

 サラは自分のお菓子を棚に戻して

 弟たちのお菓子をレジに出した。

 えらいなぁ。

 9才くらいの子が。

 

 日曜日は弟たちと花屋さんの前をよく通った。

 1日中弟たちの面倒を見ていた。

 

 

 お店に来るたびに

 サラの日本語は上手になっていました。

 すごいなぁ。

 いつも感心していたよ。

 

 サラは学校の給食が美味しい事や

 嵐の歌が好きだと話してくれた。

 私はインドにかぶれた私の叔父さんの事や

 (詳しくはhanakosaanブログ 'インド,を

 ご覧ください)

 まだ飛行機に乗ったことがない事を話して

 笑われた😅😅😅

 

 

   あれから2年。

 サラは大きくなったね。

 スラリと背が伸びて

 サリーがとても良く似合っていた。

 何よりサラの瞳はとてもきれいだった。

 

 

 10日前の終業式の日

 サラは花屋さんにやって来た。

 

 サラ インドにはいつ帰るの?

 

 夏休みになるとサラは家族とインドへ帰った。

 

   8月1日。

 

 そっかぁ。

 楽しみだね。

 

   もう 日本には帰って来ない。

 

 サラは泣きそうだった。

 

 家族でインドへ帰る事になったのだそうだ。

 

 動揺がサラにわからないように

 私は訊ねた。

 

 サラ 日本は楽しかった?

 

   うん。

 

 そっかぁ。

 じゃあ 忘れないでね。

 日本語も 学校の事も。

 

   うん。

 

 学校の先生になりたかったんだよね。

 がんばって先生になってね。

 

   うん。

 

 元気でね。

 

 私が泣くとサラも泣いてしまう。

 別れは 笑ってしよう。

 

 私は わざと落ち着いて話した。

 

 

 花屋さんを出たサラが振り返った。

 

   hanako 

   インドへ来てね。

   必ず 来てね。

 

 

 インドかぁ。

 遠いなぁ。

 

 出不精大王hanako。

 地元に20年近くあるインドカレー屋さんにもまだ行っていない😅

    飛行機も乗ったことが無いんだよ。

 

 でも

 いつかはやりたいと思っているhanakoの大冒険。

 インドから始めてみようか。

 

 
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  見上げた空にモクモクの入道雲

  サラはもう飛行機に乗っちゃったのかな?

 

 いつか インドでサラに会えるだろうか。

 

 

 青い 青い空。

 

 澄んだサラの瞳のようにきれいだった。