hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

薄命。

こんばんわ。hanakoです。

 

 LINEのニュースを見て驚いた。

 

 28歳の母親が生後1ヶ月の子供を衰弱死

 させてしまい逮捕された。

 

 その理由がミルクを買うお金が無かったから。

 10日前からミルクを与えていなかった。

 目を疑うような話だ。

 

 スーパーで粉ミルクの値段を見てみた。

 1缶2000円はしないで買える。

 

 2000円。

 人間の命を代償にする金額だろうか。

 

 近くに母親も住んでいたようだ。

 

 何より10日間

 自分はなにを食べて生きていたのだろうか。

 

 問題は1つではなかったと思うし

 詳しい背景を知らない私が推論で話す

 事ではないと思うけれど

 

 この類いの事件が起きると考える。

  

 なぜ 子供を作るのだろう?

 育てられないのに子供を生むのだろう?

 

 

 

  女はね

  結婚して子供を産んで育てて1人前よ。

 

 近所のお節介なおばさんが私に言った。

 年頃になったら結婚するのが当たり前。

 結婚したら子供をもうけるのが当たり前。

 

 常識と言う名の圧力。

 

 当たり前? 

 1人前?

 いったい誰が決めたのだ。

 

 その言葉に

 本当にすべての人が当てはまるのだろうか。

 あてはめなくてはいけないのだろうか。

 

 

 私は体外受精で生まれた。

 

  あなたはね

  本当は生まれて来なかったかもしれなかっ

  たのよ。

 

 中学生の時何気ない叔母の言葉で

 私は自分の出生を知った。

 

  子供が生まれれば

  パパは変わると思ったの。

  だからどうしても子供が欲しかったの。

 

 母親はまるで偉業を成し遂げたように

 誇らしげに言った。

 

 アルコール依存症の父親を更正するため

 機能不全の家庭を再生するために

 

 私は生まれてきたのか。

 

 無理だと言われた子供を

 無理矢理作ったのか。

 

 結局 家庭は崩壊し

 無責任な母親のせいで

 私の人生もまっすぐには行かなかった。

 

 とんだ偉業だ。

 

 私は思う。

 作り出す事は出来る。

 だけど

 真の意味で親になれるひとは

 どれくらいいるのだろう。

 

 

 なぜ 子供をもうけるのか。

 

 欲しいから。 

 二人の愛の結晶だから。

 子供が居るのは当たり前だから。

 老後の面倒をみてもらうために。

 

 いろいろな理由があるのだろう。

 

 

 どんな理由でもいい。

 子供がこの世に生を受けたのは

 親となるあなたの責任だ。

 

 ならば

 覚悟して育てろ。

 

 自分のすべてを使って

 責任を取れよ。

 

 80年の人生を

 間違いなくまっとうできるように

 知恵を与え守ってやってくれよ。

 

 当たり前。

 そんな軽い言葉で結論つけられるような

 簡単なものじゃないんだよ。

 

 

 ミルク1缶より軽かった命。

 

 なんて愚かなんだ。