hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

誉めてあげたい。

こんばんわ。hanakoです。

 

 吉田沙保里選手 本当に残念でした。

 悔しいだろうな。

 だって、勝つために4年間頑張って

 オリンピックに行ったのだから。

 

 オリンピックを見ていると、自分の中学生時代を思い出します。(あまりにかけ離れた話ですが😅)

    

    私はソフトテニス部にいました。

 中学生になったら絶対運動部に入りたかった。ピアノを習っていたので、つき指をしないで出来る運動部は、私が入学する中学校にある運動部の中では唯一ソフトテニスだけでした。

 

 それにユニフォームに憧れていた。

 (これは後程、太い足を出すことになり誤算が生じた)

    3年間どっぷりとソフトテニスにはまりました。

 でも、私の学校は万年弱小チームでした。

 

 2年生になり、初めて大きな大会に出た時の事です。

 審判を持ち回りで選手が行う事がこの大会のルールで、私が審判をする番になりました。

 私がするのは県代表の常連校のゲーム。

 強いチームでした。

 ところが、今回はちょっと違っていてこのゲームを落としたら敗退が決まる崖っぷちの状態でした。

 その重要なゲームの審判を私がする事になってしまったのです。

 実はこの学校、実力はあるけれど、マナーが悪い事で有名な学校でした。

 

 ゲームが始まった途端、私がした判定にクレームがつきました。アウトではなくセーフだと。確かに際どい判定にはなりましたが副審もアウトを出しています。

 でも、判定ミスだと。

 ビデオ判定があるわけはなく、何より主審の判定にクレームをつけるのはマナーが悪い。

 でも訂正しろと。しかし、私もさすがにそれはできません。

 それから、事あるごとに、クレームがつく。

明らかに間違ってはいない判定にもクレームがつくのです。私も副審も判定を変える訳にはいきません。

 確かに重要なゲーム。落とすわけにはいかない。県代表常連校のプライドがありますもの。

 そのうちに、監督が大会本部に抗議に。

 そして、私と副審を変えるように圧力をかけたのです。 

 なんと、大会本部の職員を審判に。

 選手が審判をやることがこの大会のルールなのに。

 その時、監督に言われた言葉。

 「弱っちい学校は審判もまともにできないのか。消えちまえ!」

 悔しかった。本当に悔しかった。

 私は間違っていない。

 苦い思い出の大会になってしまいました。

 

 それから1年後。

 

 3年生になった私は最後の大会に挑みました。相変わらずの弱小チームです。😅

 それに加え、私の心は曇り空。

 いえ、暗雲立ち込める嵐の前。

     なぜなら。

 初戦の相手はあの1年前の因縁の学校だから。

 どうしてー!!!😱😱😱

  しかも、団体戦で私のペアと当たるのが、私が審判をしたペア。

 なんでー!!!😱😱😱

 

 試合は相手のペースで始まりました。

 どんどん点数を取られてゆきます。

 

 勝てないよな。強いもの。

 このまま相手のペースで負けちゃうのかな?

 

 でも 負けたくない。

 絶対、コイツらだけには負けたくない。

 なにがなんでも勝ってやる。

 

 苦しかった。ものすごく苦しかった。

 弱虫な私が泣きながら戦っていました。

 負けたくないんだよ。負けられないんだよ。

 必死にボールを追いかけていました。

 絶対このボールを逃さない。

 頑張ったんだから。毎日頑張ったんだから。

 私は、頑張ったんだから!

 

 長い長い試合でした。

 私は勝ちました。

 奇跡が起きました。

  

 結局、他のペアは負けてしまい、私たちの学校は1回戦敗退となりました。

 でも、満足でした。

 あのとき見上げた空を忘れません。

 

 勝敗が全てではない。

 それは理解できます。

 だけど、どうしても負けたくない試合がある。負けるわけに行かない試合がある。

 

 試合後、泣きながらインタビューに答える

吉田選手を観ながら彼女の悔しさが伝わってくるようでした。(泣いてしまった)

 

 時折、あの時の自分を思い出します。

 

 頑張った。本当に頑張った。

 弱虫で泣き虫で逃げてばかりの私だけど

 あの時の私は私の誇りです。

 そんな私も私の中にいるのだと、自分を誉めてあげたい(なんか聞いた言葉だぞ)

 

 こんな小さな出来事で、でっかく自分を誉めてるヤツがいるのだから、吉田選手、気持ちが落ち着いたら、自分の事、誇りに思ってほしいです。

 

 改めて言いますが。

 私は知り合いでもなんでもありません。

 こんな経験から、私は吉田選手の試合がドキドキして観られませんでした。

 絶対負けられないと思っている時の、あのプレッシャーはものすごい。ましてや、国を代表して、4連覇という前代未聞の快挙を背負って。キツかっただろうな。

 頑張った彼女はすごいと思う。

 

 今日は熱く語ってしまった。

 恥ずかしいな。

 

 

 おやすみなさい。