微睡。
こんばんわ。hanakoです。
雨がやんで静かな夜です。
虫の声を聴きながら微睡んでいると
ふと 幼い頃の事を思い出しました。
私が生まれた東京の下町。
商店街の人混み。
国道の街灯。
駅前の繁華街。
伯父や伯母や祖母の顔。
父や母。
何気ない日常。
胸が締め付けられるほど懐かしい。
優しい人達はもう誰もいません。
私 ひとりだけ。
あの場所は無くなってしまった。
いろいろな事があって
随分遠くへ来てしまいました。
私はここにいるよ。
ここで 生きているよ。
ささやかな 自分の時間を刻んでいる。
生きている証を。
目が覚めたら また歩き出そう。
不器用でも転んでも。
歩き続けよう。
おやすみなさい。