なみだ。
こんばんわ。hanakoです。
今日は花屋さんにヘルプの日でした。
ちょっと寄り道してフリマ友達のマキちゃんの所へ。
マキちゃんはお留守。
お母さんがいた。
マキちゃんのお母さんは私の憧れのお母さん
お洒落でセンスがいい。
でも今日はなんとなくお疲れかな?
聞くともなくお母さんが話してくれた。
マキちゃんが離婚して実家に帰って来ている事を。 ビックリした。
マキちゃんは大恋愛の末、廉くんと結婚した。
男の子が産まれて幸せそのものだった。
なんで?
お母さんの話では廉くんが仕事に就いても長続きせず、マキちゃんは大変だったらしい。
赤ちゃんが産まれてマキちゃんが働けなくなると生活ができなくなり、マキちゃんは実家に帰った。
マキちゃんが実家に帰っている間に廉くんは自ら命を絶ってしまった。
マキちゃんは廉くんをかばってずっと一人で頑張っていたらしい。実家に帰った事をマキちゃんは後悔していた。自分が帰らなければ廉くんは死ななかったと。
廉くんずるいよ。死ななくてもまだ出来ることはあったよ。
マキちゃんが帰ってきた。
私の口がへの字に曲がったのを見て笑った。
「hanakoさん、そんな顔をしなくても大丈夫ですよ。泣かないから慰めてください。」と。
お葬式の時も泣かなかったそうだ。
強い娘だとお母さんは言っていたけれど、違うよね。悲し過ぎると泣く事も出来なくなってしまうことがある。私も最近知った。
マキちゃんの悲しみを考えると何も言えなかった。
廉くんの気持ちもマキちゃんの気持ちも考えると切なかった。
夏になったら違う街に引っ越して息子さんと二人新しい生活を始めるという。
帰り際。
「マキちゃん、泣いてもいいんだよ。後悔している自分も受け入れればいいよ。頑張った自分の事も。」そう言うとマキちゃんはちょっと笑った。
「またフリマで会えるといいですね。仕事変わるからなかなか出られなくなっちゃうけど」
きっとまた会えるよ。元気でね。
家に帰り夕御飯の仕度をした。
足元にはいつもと違う私に気がついたマサくんが心配そうに座っている。
なみだが、すっとこぼれた。