hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

桜。

こんばんわ。hanakoです。

 

 午後からとなり街の中学校へ。

 

 ここにはピーちゃんの子供が通っている。

 

 今日は吹奏楽部の定期演奏会

 ピーちゃんの子供が入部していた。

 

 先日 卒業した彼女は

 今日が最後の演奏会だ。

 

 

 去年

 私はこの中学校へ花を届けた。

 

 反抗期のお年頃。

 ちょっとした誤解から演奏会の日付が間違って伝えられてしまった。

 

 看護師の友人もピーちゃんも

 その日は仕事を入れてしまい

 演奏会には行けなくなってしまった。

 なんとか花だけでも届けてくれないかと

 友人に頼まれ私が中学校へ花を届けた。

 その事がきっかけで 

 私はピーちゃんと知り合うことになった。

 

 あれから1年。

 早いなぁ。

 

 

 体育館に入ると

 ピーちゃんが私たちを見つけて手を振った。

 

  今日はありがとうございます。

 

 ピーちゃんが頭を下げた。

 いつもと違う

 お母さんの顔だった。

 

 4人の子供を1人で育てているピーちゃん。

 たくさん苦労したんだろうな。

 義務教育を終える我が子。

 よかったね。

 

 ピーちゃんは子供たちが寂しくないように

 いつも人一倍気を使っていた。

 

 今日も

 私たちの他にピーちゃんのお姉さんと

 ピーちゃんのお母さん

 別れた旦那さんのお母さんを連れて来ていた。

 

 子供達のお祖母ちゃんだから

 そう言って子供達の行事には必ず旦那さんの

 お母さんを誘っている。

 偉いなぁ。

 

 

 2時間の演奏会

 とても楽しかった。

 県代表の常連校。 

 なかなかのレベルだった。

 

 

 演奏会が終わって校庭に出ると

 地元の楽器店に勤める一郎君がいた。

 今日の演奏会のサポートに来ていたらしい。

 

 実は私も友人も一郎君も

 学校は違うけれど吹奏楽部経験者。

 顔見知りだ。

 

 昔話に花が咲いた。

 

 一途に部活に励んだあの時。

 笑った事も泣いた事もみんないっしょ。

 

  hanako 課題曲できなくて泣いたじゃん。

 

  一郎君 階段から楽器落としてさぁ。

  あぁ 知ってる

  金づちで内側から打ち出したんだよね

  コンクール前に。

  音が変わっちゃってさぁ。

 

 あの頃の思い出が次から次と出てくる。

 

 桜の花びらが舞う校庭で

 私達は高校生の頃の私達だった。

 

 楽しかったね

 あの頃に戻れたら。

 

 

 ピーちゃんの子供が私達を見つけて手を振った。

 彼女は来月

 地元の高校へ進学する。

 吹奏楽を続けるそうだ。

 

 素敵な思い出をたくさん作りなよ。

 

 

 一郎君とピーちゃんと別れて

 私達は家路に着いた。

 

 

 満開の桜並木の下を車は走り抜けていった。