hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

歳を取るという事。

こんばんわ。hanakoです。

 

 お祭り騒ぎも終わり。

 今日からまた平常業務。

 

 3連休の真ん中の日

 花屋さんは来客で賑わいました。

 

 1日ぶりに会ったお店の猫たちも異常なし。

 うれしそうに後をついてまわります。

 

 夕方

 お店の近所に住むお婆ちゃんが

 お店にやって来ました。

 ずいぶん歳を取ったなぁ。

 歩くのもやっとの感じになった。

 

 お店の中をぐるぐる回って

 私を見つけて言った。

 

  家にいてもやる事がなし

  ずっと家にいてもねぇ。

  花を植えたいけれど 

  息子が草を取ってくれないから。

 

 その言葉を繰り返し繰り返し話す。

 

 だからと言って

 お店に愚痴をこぼしに来ても

 自分の望む事は叶わない。

 

 本当に花が欲しいなら鉢植えを置けばいい。

 草を取らない息子さんを責めても

 気持ちが暗くなるだけだよ。

 

 仕事を終えて家に帰る時

 大阪のおばさんとばったり会ってしまった。

 

   体の調子が悪い。

   足が動かない。

   あんただけが頼りだ。

 

 相変わらずの言葉を繰り返す。

 私は面倒見るとは

 絶対に言わないよ。

 

 買い物位は行くよ

 だけど疎遠の息子さん達がダメだからと

 私が面倒を見る義務はない。

 

 それにおばさんが何を考えているのか

 私はわかっているから。

 

 おばさんは自分が死んだら私にお金を残す

 と言っている。

 馬の鼻先にニンジンぶら下げているつもり

 だろうけれど

 

 残念ながら

 私はおばさんのニンジンなんかに

 まったく興味はないし

 おばさんは私にお金を残す気などない事も

 わかっている。

 

  体も動かんようになったし

  憐れだな。

 

 リュウマチの病院に行く事を拒んだのは

 おばさんだよ?

 子供と疎遠になったのはなぜ? 

     

 どちらのお婆ちゃんも愚痴をこぼしたかった

 みたいだけれど

 ごめんね私は苦手だ。

 

 

 歳を取る。

 あんなに何も出来なくなってしまうのだろうか?

 いや気持ちまであんなに後ろを向いてしまう

 ものなのだろうか?

 

 昔はよかった。

 若い頃はよかった。

 歳なんて取りたくない。

 

 そうだよ

 そうだと思うよ。

 だけど 歳を取るのは当たり前

 当たり前なんだ。

 

 だから

 若い時から積み重ねておかなくてはならない

 事があるんじゃないのかな?

 

 他人にいたわってもらう。

 必要な事もある。

 だけどそれだけで心は満たされない。

 その前に

 ありのままの今の自分を受け入れて

 自分がいたわる事が大切なんじゃないのかな?

 

 今出来る事

 今考えられる前向きな事。

 本当に無くなってしまうのだろうか。

 

 たった1度しかないんだよ

 自分として生きている事は。

 

 それなのに

 最後に出てくる言葉がそれとは。

 

 早くお迎えが来ればいい。

 

 私はこの言葉が大嫌いだ。

 

  若いあなたにはわからない。

 

 いつもこの言葉で終わらそうとする。

 

 そう

 だから今 私は自分に問いかけるんだ。

 

 

 歳を重ねて行く。

 どんなふうに?