hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

このままで。

こんばんわ。hanakoです。

 

 午後から仕事へ。

 

 クゥさんが待っていた。

 私じゃなくてご飯を😅😅😅

 

     缶詰は私じゃないと貰えない。

 猫達は知っているので

 私が来ると

 何処からともなくやって来る。

 

 いつの間にやら3匹の常連さんができた😅😅

 みんなねこ缶ねらい。

 今まで食べたことが無かったのかな?

 しあわせそうな顔をして食べて行く。

 

 

    一通りの常連さんの訪問が終わる頃

 雨が降りだした。

 

 客足が途絶えた頃

 近所の居酒屋の奥さんがやって来た。

 

  旦那 亡くなったのよ。

  いろいろお世話になりました。

 

 そっかぁ。

 

 ゴルゴ13にそっくりな旦那さん。

 食道がんを患った。

 

 手術をしたけれど

 痩せて見る影がなくなってしまって

 誰が見ても末期だとわかった。

 

  どんな姿でも生きていてくれれば。

 

 奥さんはそう言っていた。

 

 体力が落ちないようにと

 ふたり寄り添うように散歩をしている姿を

 見ると

 夫婦とは何かを見せられたような気がした。

 

  さくらまつりに

  hanakoさん達と出たでしょ。

  あの時が楽しかったねって 

  よく旦那と話していたのよ。

 

 同じ商工会で地元のさくらまつりに出店した。

 旦那さんは焼きそばを焼いて

 私は花を売った。

 桜が満開で賑やかだったね。

 

  いい思い出をありがとう。

 

 ふたりの楽しかった思い出に

 残る事ができて私もうれしいです。

 

 旦那さんは家族だけで静かに見送ったそうだ。

 覚悟を決めていたのだろう。

 亡くなって日が浅いのに

 奥さんは穏やかな顔をしていた。

 

 居酒屋さんをひとりで続けるそうだ。

 

  頑張らないとね。

 

   

 

 奥さんが帰ったあと

 雨の音を聞きながら

 ひとり物思いに更けった。

 

 本当に

 ひとは終わりを迎えるんだな。

 

 そう

 私にもその時があるんだ。

 

 死ぬのは怖いね。

 自分がいない世界がやって来る事が

 信じられない。

 

 だけど

 いつか必ずやって来るんだ。

 逃げられないんだ。

 

 だからそれまでは

 生きるしかない。

 生きられるだけ精一杯生きるしかない。

 

 

 私が問いかける。

 

 お前は

 どう生きるんだい?

 

 

 このままでいいのかい?