hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

ポロッと。

こんばんわ。hanakoです。

 

 ずるい。

 

 この言葉がどうやら私のトリガーで

 この言葉に当てはまるひとを見ると

 なんとなく変なスイッチが入る。

 

 それはたぶん

 母親の再婚で急に従妹になった子が原因で

 その子は私の物を何でも欲しがり

 私があげないと言った物を

 私が留守の時に

 母親に取り入って自分の物にしてしまった。

 

 私が帰宅した時に

 玄関で私を待ち構えていて

 得意げに私にそれを見せた。

 

 あのこずるい

 得意げな顔が今も脳裏から離れない。

 

 小さく華奢な体。

 

  かわいいね。

  小さくて。

 

 いつもクラスの後ろ。

 父親似で身長が高かった私は

 それもコンプレックスになった。

 

 上手く動いて

 自分の有利な方へ事を運ぶ。

 良く言えばそうだけれど

 その為に他人の気持ちや迷惑を考えない

 のは正しいのか。

 

 あげたくない。

 それは従妹への精一杯の抵抗だった。

 それをあっさりくつがえされた私は

 その晩泣いた。

 

 それを見た母親が私の部屋に来て

 

  あんなものあげたくらい何よ。

  いつまでも泣くのやめてよ。

 

 新しく夫になった私の父親にとがめられ

 バツの悪い母親は私の事を叱った。

 

 おばあちゃんが私の七五三に

 成人式の時に作り直して着られるようにと

 当時ではビックリするような金額を

 着物にかけてくれた。

 

 お参りに行っても通るひとが見てゆく。

 子供が着るには高価な着物だったらしい。

 

 記念撮影をした写真館には

 1番大きな私の写真が飾られた。

 

 おばあちゃんは毎日のように

 写真館のウインドウに飾られた

 私の写真を嬉しそうに見に行った。

 

 その着物は再婚のドタバタの時に

 預けた叔母の所から戻って来る事は無く

 いつの間にか叔母の留め袖に染め替え

 られていた。

 

 私の成人式の時には

 叔母の所から

 安っぽい姪っ子の着物が送られてきた。

 

  汚さないで返してください。

  着物が無いと言うのでお貸ししますが

 

 上から目線のまた従妹の電話があった。

 

 そんな出来事があり

 私はひとが嫌いになった。

 

 

 客商売をしていると

 色々なひとと接する。

 わかってか無意識か

 時折ずるいと感じるひとに会う。

 

 笑ってやり過ごしてしまえばいいのに

 そんなトラウマから

 私は異常に腹を立てたり

 イライラしたりしてしまう。

 

 裏庭で空を見ながら

 今日もイライラしている自分を責めた。

 

 ふと

 ある思いが浮かんだ。

 

 なぜさぁ

 私はイライラしちゃいけないんだろう?

 

 ずるいひとに

 イライラしちゃいけない

 腹を立てちゃいけない。

 なぜそんなに自分にしちゃいけないって

 言うわけ?

 

 ···············。

 

 答えが出なかった。

 

 嫌な人を嫌だって思っちゃいけないの?

 

 誰とでも仲良くしなくちゃいけないの?

 

 ううん。

 

 だったら

 嫌われちゃえばいいんだよ。

 

 

 ポロッと何かが取れた感じがした。

 

 子供の頃

 グラグラしていた歯が取れた時みたいな

 爽快感と言うか安堵感のような感じ。

 

 イライラがスッと無くなった。

 

 しちゃいけない。

 その言葉で私は自分を縛っていた。

 

 あれもいけない

 これもいけない。

 

 そんな訳はないのだ。

 

 嫌いなものは嫌い。

 

 

 まぁその中で

 歩み寄りの仕方はあるとおもうけれど

 とりあえず今はそれはいいや。

 

 嫌いな物を嫌いと感じるのは私の自由。

 

 そう思うと

 嫌いな物

 いっぱいあるなぁ😅😅😅😅😅