hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

生きる。

こんばんわ。hanakoです。

 

 甥っ子が1人増えた。

 

 一昨日義妹が2人目を出産した。

 

 その義妹から昨夜電話があった。

 

 深夜の電話。

 どうしたのだろう?

 

 彼女は泣いていた。

 

  私 申し訳なくて。

 

 話を聞くと

 出産時にトラブルがあり

 甥っ子は取り上げられてすぐ

 違う病院に搬送されてしまったらしい。

 

 そんなに深刻な状態ではないらしいけれど

 なにせ生まれたばかりの子供だから

 要観察で新生児病院に転院させたらしい。

 

  すみません 

  私がしっかりしていないから。

 

 生まれた子供を抱く事もできず

 顔すらまともに見ることができなかった。

 頑張ったのにね。

 

 謝る事なんてないよ

 大変だったね。

 お疲れ様。

 

 私がそう言うと

 彼女の嗚咽が聞こえた。

 

 大仕事を終えて

 喜びに満ちているはずなのにね。

 自分を責めて泣いているなんて。

 

  良かったんでしょうか?

  あの子は生まれてきて。

 

 もしかしたら障害が残るかもしれない。

 医師のその言葉に不安を募らせているのだ。

 

 大丈夫。

 彼は望まれて生まれて来たんだよ。

 あなたという立派なお母さんがいるんだから

 幸せに絶対なれる。

 

 もし障害が残ったら

 あなただけが背負うことではないよ。

 みんなで育てればいい。

 

 自分が生まれてきた事を否定している私が

 甥っ子の誕生を肯定している。

 

 私は嘘つきだ。

 

 だけど

 彼の誕生を否定できない。

 

 この気持ちは

 なぜなんだろう。

 

 

 しばらく色々な話をしていると

 彼女は落ち着いてきた。

 

 まずは自分の体を休める事と

 あまり心配しないことを話して

 電話を切った。

 

 

 それが今朝の話。

 

 さっき

 彼女から動画が送られてきた。

 

 弟が面会して撮ってきた甥っ子。

 

 保育器の中で

 沢山の管に繋がれているのは痛々しいけれど

 ぷくぷくとした可愛い子だ。

 

 生に満ち溢れた小さな体。

 こんな姿見たら否定できないだろ

 

 生まれてきて良かったね。

 

 頑張れよ

 みんなで一緒に生きてゆこう。

 

 春になったら会おうな。

 

 

 君に 幸あれ。