hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

1万円の意味。

こんばんわ。hanakoです。

 

 
f:id:hanakosaan:20210111032331j:image

 

 水やりをしようと水道を開けたら

 ホースから出てきたのは氷。

 

 今朝の気温は氷点下8度。

 聞いたことない温度。

 今年は極寒。

 

 お店を開けていると

 男性がひとりでお店にやって来た。

 

  母にプレゼントしたいけれど  

  花の事はまったくわからなくて。

 

 花束は?と聞いたけれど

 出来るならば長持ちする鉢花がいいと。

 

 うちはシクラメン位しかと言うと

 シクラメンすら知らなかった😅😅😅

 

 店のシクラメンを見せて

 うちではこれ位しか用意出来ないと言うと

 それでいいと言うので

 花言葉やら何やらを考えて

 ちょっと濃い目の赤紫のシクラメン

 ラッピングする事にした。

 

 本当は年配女性は赤がいいのだけれど

 赤いシクラメン花言葉は嫉妬。

 気にするひとはあまりいないけれど

 贈り物の時は念の為選ばない事にしている

 

 そんな話もしながらラッピングを始めた。

 

  上手く包むものだなぁ。

 

 ラッピングをする私の横でじーっと

 手元を見る男性。

 慣れてはいるけれど

 なんとかデスタンスを守れ こら😌😌😌

 

 穴が開くほど覗いているので

 シクラメンのウンチク並べながら

 リボンを作ってはい出来上がり。

 

 それともう1つ

 小さな手付きの植木鉢に寄植えを作った。

 ベランダに置ける花が欲しいと言ったので

 

 大きなものと言ったけれど

 年配のお母さんならば力が弱い。

 自分で動かせるものがいいし

 水を含んだ時の鉢は意外に重い。

 無理をして腰を痛めたりするからと

 小さな手付きを勧めた。

 

 男性はなるほどと

 感心していた。

 

 結果

 こじんまりしたプレゼントにはなった

 けれど

 お母さんには扱いやすい大きさになった

 はずだと思う。

 きれいな箱に入れて

 ちょっとだけ見栄え良くした。 

 

 

 お会計を済ませると

 

  これ。

  ありがとう 母に良いものが贈れます。

 

 釣り銭を渡す私の手に

 逆に一万円札を載せた。

 

 ??? 状況が飲み込めない私に

 

  お礼です。

  いろいろ気を使ってもらったから。

  こんな金額では申し訳ない。

  取っておいて下さい。

 

 そう言って男性は店を出ていった。

 

 あの あの。

 

 あわてて追いかけると

 

 男性は頭を下げて車に乗り込んだ。

 

 男性が帰ったあとも

 私はしばらく放心状態。

 

 やっと我に返った。

 こんなひともいるんだな。

 

 いつもいつも100円200円を

 なんとか安くしようとそんな事ばかり。

 いつの間にやら値段ばかりを

 考えるようになってしまっていた。

 

 高くしちゃいけない。

 高いと売れない。

 

 それも間違いではないけれど

 それだけでもないのだ。

 

 

 それだけでもないものを

 目指して行く。

 

 なんとなく

 自分の次のステージが見えた気がした。