hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

姿なき殺人者。

こんばんわ。hanakoです。

 

 甥っ子の事も気持ちに整理がつき

 私はまた忙しい日々を生きている。

 

 そんな時

 以前パートに来ていたおばさんが 

 亡くなったことを聞いた。

 

 腎臓がずっと悪かったらしい。

 

 行政の高齢者アルバイト斡旋事業から

 花屋さんへ仕事に来たひとだ。

 

 体が細くて

 力仕事が多い生産ハウスの仕事は

 あまり向いていないように私には思えた。

 

 増してやあの社長のアホな指示。

 夏の暑い中

 前髪が汗でビショビショになって

 土を運ぶ姿を今も思い出す。

 

 そんなおばさんが腎臓を悪くした。

 しばらく仕事を休んで入院したけれど

 結局仕事を辞める事になった。

 

 たぶんこれが原因だ。

 

 おばさんは一人暮らし。

 食事を作る事が辛いほど疲れて

 ドリンク剤を夕食代わりにしていた。

 

 ドリンク剤は飲みすぎると腎臓を痛める。

 そう聞いた事がある。

 

 普通の服用をしていれば問題は無いのだろう

けれど おばさんはかなり多量に服用していた

 

 もともと腎臓が弱い家系だったらしく

 それも手伝って透析になってしまった。

 

 私はずっと気になっていた。

 なんでもっと気にしてあげなかったのだろう

 高齢者だ。

 仕事だからとひと回りも若いひとと

 同じペースで仕事をさせた。

 誰も気遣ってあげなかった。

 同じお金貰っているのだから

 同じように働くのは当たり前だ。

 

 汗ビショビショのおばさんを

 誰も気にも止めなかった。

 

 それを店から時折私は見ていた。

 気になって仕方が無かった。

 

 

 やめればいい?

確かに自分から言えば良かったのかもしれない

 でも

 言えない人もいるよね。

 行政から派遣された立場。

 もし自分がやめれば次は誰も雇ってもらえな 

 いかもしれないからわがままは言えない。

 

 真面目でおとなしいひとだった。

 一人暮らし。

 働かなくてはいけない事情もあったのだろう

 

 

 今日はおばさんが荼毘に付された。

 

 

 空を見上げる。

 

 70代後半

 まだ生きられたよね。 

ここへ来て命すり減らした気がしてならないよ

 

 社長。

 本当にこれで良かったの? 

 あなたはおばさんの事を気にかけた?

 あれは 正しかったの?

 仕事だから仕方がない?

 

 私には間違っていたとしか思えないよ。

 

 

 私の中で何かが決まった。