hanakosaanのブログ

猫と暮らす日々を気ままに書いてます。

卑怯者。

こんばんは hanakoです。

 

 (またまた続き)

 

 ブチ男の処置は酷いものだった。

 素人の私が見ても

 きちんとした処置には見えない。

 

 田中さんの話では

 ブチ男は手術後ノッポの施設にいたのでは

 ないかと言う。

 

 あれだけの手術をして1日目で

 家に連れて帰れるものだろうか。

 

  2週間後には

  うちで抜糸するので迎えに来ます。

  それまで地元の病院で

  傷口を消毒してもらってください。

 

 ブチ男をキャリーから引っ張り出し

 

 15万円をポケットに押し込みながら

 そう言ってノッポは帰ったそうだ。

 

 それから

 田中さんは消毒をしてくれる病院を探した。

 しかしどこの病院でも

 手術をした病院の名前を聞かれる。

 わからないと言うと

  

  病院がわからないのなら

  うちでは診ることができない。

 

 そう言われてしまったそうだ。

 

 ノッポに電話をかけて尋ねると

 何度聞いても病院の名前を言わないそうだ。

 

 なんで言わないのか

 いや 言えないのだ。

 私は偶然ノッポの保護団体の

 インフォメーションから

 その理由らしいものを見つけていた。

 

 確定ではないけれど

 ブチ男は病院には行っていない。

 

 知り合いの医者とは

 確かに医師免許は持っているかもしれない 

 けれど

 どこの病気にも所属していない医者。

 

 多分

 ノッポの施設内で手術は行われたのだ。

 だから病院の名前を言えないのだ。

 

 それは多分

 何かが法に触れる事なのではないのか。

 

 

 

 やっとの事で田中さんは

 ブチ男を診てくれる医師を見つけてくれた。

 

 傷口を診ると

 

  同業の悪口は言いたくないけど

  酷い処置の仕方だなぁ。

 

 先生は驚いていた。

 

 しかも2週間後

 ノッポはブチ男を迎えには来なかった。

 

 多分ノッポは

 病院を知らせないと

他の病院で診て貰えない事を知っていたはずだ

 

 だから治療をしてもらえなければ

 ブチ男は死んでしまうと思って

 迎えに来なかったのではないか。

 

 まさか田中さんが

 ブチ男を引き出すとは思わなかったので

 このまま他の病院に行かれては

 何かの不正がバレると思ったのではないか。

 

 証拠隠滅。

 

 あくまでも今は

 推測だけれど。

 

 

 この事から

 田中さんと私は

 お金の受け取り方が適正なのかどうかより

 ブチ男に対するやり方が

 虐待に当たらないのかと疑った。

 

 適正な治療を

 受けられないようにしたのだから。

 

 その為

 ノッポの保護団体の管轄の指導センターに

 何度もこの話を相談した。

 

 その事がノッポの耳に入ったのだろう。

 

 すると逆に

 ノッポが私を指導センターに

 虐待をしている飼い主として告発したのだ。

 

  お話を伺いたいと思います。

 

 ポストに入っていた手紙。

 

 私が飼い猫を野放しにして事故に遭わせ

 適切な治療も受けさせず

 うちの保護団体に丸投げした。

 他の猫も酷い待遇を受けているので

 刑事告訴を検討している。

 

 これかノッポの言い分だ。

 

 私は指導センターの職員に事情をすべて話し

 

 自分の事を棚に上げて私を告訴するなら

 徹底的に闘うとノッポに伝えるように

 職員に伝えた。

 

  なるべく猫は家の中で飼って

  外の猫は家に入れないようにして 

  下さいね。

 

 指導センターのご指導はこれだけだった。

 バカか

 ノッポの所はいったい何をしているんだよ。

 

 私が話した事には

 証拠がないからと

 職員は一切反応しなかった。

 

 そんなものだよな役所なんて。

 

 所詮猫の事だ

 命ではなく物なのだから。

 

 

 ノッポの所へ

 私の言ったことが伝わったのだろう

 

 私が怖気づくと思い

 こんな事をしたのだろうけれど

 残念ながら

 私はこんな事では屈しない。

 

 この日から

 ノッポの携帯も繋がらなくなった。

 

 逃げやがって

 卑怯者が。

 

 感情論では勝てない。

 調べるだけ調べて

 学べるだけ学んで

 必ずおまえ 引きずり出してやるからな。

 

 保護団体なんて

 大嫌いだ。

 

 こうしている間も

 ブチ男の容態は悪くなって行った。

 

        続く。

 

 今日はここまで。